今回は天草の海が育むワタリガニのレシピをまとめて一気に7つご紹介します。
どれも簡単にできるものばかりなのでぜひ参考にしてみてくださいね!
ワタリガニの美味しさ
通が好む濃厚な味わいが特徴のワタリガニ。
繊細でなめらかな食感を持つ身と濃厚なカニみそや内子(卵)が特徴。
松葉ガニよりも美味しいと語る人も多く、本当の美味しさがわかる人に人気のカニです!
ワタリガニはオスとメスでは旬の時期が異なり、美味しさも味わい方も全く違います。
ワタリガニならではの、繊細な身の食感と味わい。
内子の濃厚でまったりとした味。
一度ワタリガニの美味しさを知ってしまうと旬の時期にはまた食べたくなる!
それがワタリガニです。
ワタリガニをそのまま味わうシンプルレシピ
茹でガニ
茹でガニは、ワタリガニの旨味を最も手軽に楽しめる調理法です。
調理は非常にシンプルで、新鮮なワタリガニと塩、水だけがあれば十分です。
茹でてそのまま食べるのはもちろん、好みの調味料で食べるなど、幅広い食べ方ができるでしょう。
【材料】
- ワタリガニ:2杯
- 水:適量
- 塩:適量
【作り方】
- 大きめの鍋に十分な水と塩を入れ、ワタリガニの甲羅を下にして中火にかけひと煮立ちさせます。
- 沸騰したら、中火で約10分茹でて火からおろし、湯切りします。
- 荒熱がとれたら半分に切り、甲羅と脚の部分に切れ目を入れることで食べやすくします。
蒸しガニ
蒸しガニは、ワタリガニの風味を閉じ込めるのに最適な方法です。
蒸すことで、カニ本来の味と香りが際立ち、最も美味しく味わえる方法です。
蒸し器が無い場合はフライパンや鍋の底に網などを敷いて簡単に蒸すことができます。
【材料】
- ワタリガニ:2杯
- 塩:適量
- 酒:大さじ1/2杯
【作り方】
- ワタリガニを洗った後、腹部のフンドシを開いて塩を少し振っておきます。
- 蒸し器に水を入れ、強火にかけ沸騰させます。
- ワタリガニの腹部を上にして蒸し器に入れ、酒を振って蓋をし、中火で約10~15分間蒸します。
- 蒸し上がったら、お皿に移して、お好みのドレッシングやソース、ポン酢などをつけてお召し上がりください。
ワタリガニを使ったアレンジレシピ
もはや定番?!ワタリガニのトマトクリームパスタ

ワタリガニと言えば!
レストランでもよく見かけるのがこのお料理ではないでしょうか?
簡単なのに手が込んでいるようにみえて、見栄えもよく豪華に見える一品です。
【材料(2人分)】
- ワタリガニ:1杯(茹でておく)
- トマト缶(カット):1缶
- 生クリーム:100ml
- パスタ:200g
- オリーブオイル:大さじ1
- にんにく(みじん切り):1片
- 玉ねぎ(みじん切り):1個
- コンソメキューブ:1個
- 白ワイン:大さじ1杯
- 塩、黒胡椒:少々
- 粉チーズ(トッピング用):適量
【作り方】
- パスタはパッケージの指示に従って茹でます。
- フライパンにオリーブオイルを熱し、にんにくと玉ねぎを炒め、香りが出たらトマト缶を加え、コンソメキューブをいれます。
- 茹でたワタリガニを適当な大きさにさばき、ソースに加えて白ワインを回し入れます。
- ワタリガニに火が通ったら生クリームを人煮立ちさせて、茹で上がったパスタを加え、全体をよく絡めます。
- 塩と黒胡椒で味を調え、皿に盛り付けた後、粉チーズとバジルの葉を上に散らして完成です。
殻から出る出汁で味わい深くなる!ワタリガニの味噌汁

和風だしを取るところから作る方法もありますが、顆粒出汁を使えば時短にもなり、より簡単です。
今回は和風顆粒出汁を使ったレシピをご紹介します。
【材料(2人分)】
- ワタリガニ:2匹
- 水:600ml
- 味噌:大さじ2
- 酒:大さじ1
- 小口切りした細ネギ:適量
- 顆粒和風だしの素:小さじ1(もしくは昆布と鰹節でだしを取る)
【作り方】
- 鍋に水とワタリガニを入れて火にかけます。沸騰したら、火を弱めて酒、顆粒和風だしの素を加えて煮ます。 ※昆布と鰹節でだしを取る場合は、水から昆布を入れ、沸騰直前で昆布を取り出し、鰹節を加えてだしを取ります。
- 更に中火で10分ほど煮ます。アクが出てきたらこまめに取り除きましょう。カニの旨味がスープに溶け出します。
- 火を止めて味噌を溶かし入れ、味を整えます。味噌はお好みで増減してください。
- 器に盛り、ネギをちらしたら完成です。
贅沢なお鍋♪コッケタン
「コッケタン」とはワタリガニを使った贅沢な寄せ鍋のことです。カニの出汁が出たスープは絶品です。
【材料】
- ワタリガニ:3杯
- 水:4カップ
- 煮干し:10匹
- 玉ねぎ:2分の1個
- 大根:4分の1本
- もやし:1袋
- 長ねぎ:1本
- いか、エビ:お好みで
- 青唐辛子:1本
- きのこ類:1袋
- 春菊:1株
【タレ】
- 唐辛子粉:大さじ3
- コチュジャン:大さじ2
- にんにくのすりおろし:大さじ1
- 酒:大さじ1
- 醤油:大さじ1
- 生姜のすりおろし:小さじ1
- テンメンジャン:大さじ2分の1
【作り方】
- 水4カップと煮干し10匹を水に入れて、出汁を取る。
- その間にタレの材料をすべて合わせておく。
- ワタリガニはお腹の部分を取り、脚部分と分ける。
- 野菜も切っておく。
- 1の出汁の中に大根を入れて煮る。
- 大根に透明感が出てきたら、もやしと2のタレを入れ、周りにカニ、玉ねぎ、きのこ、青唐辛子を入れてふたをして煮る。
- 具材に火が通ったら、いかやエビ、長ねぎを入れてふたを取って煮る。
- 春菊を入れて軽く煮たら出来上がり。
最後に残ったスープに、ご飯をいれてたまごを回しかけ雑炊にするのもおすすめです!
ワタリガニの蟹チャーハン

【材料】
- ご飯:1合
- 水:適量
- 卵:2個
- 水:小さじ2
- サラダ油:適量
- ワタリガニ:2匹分
- ねぎの小口切り:適量
- 鶏がらスープの素:小さじ2分の1
- こしょう:少々
- サラダ油:大さじ1
【作り方】
- 蟹の脚に切り込みを入れ、胴から身をかき出しておく。
- 米を洗って炊飯器の内がまに入れ、普段通りに水を入れたら身を取り出した蟹の殻を米の上にのせ炊く。
- 中火で熱したフライパンに薄く油を引き、水小さじ2を入れて溶いた卵を流し入れ、半熟になったら上下を返して大き目にほぐし一旦取り出す。
- フライパンにサラダ油を引き、蟹の身とねぎを入れて中火で炒め、フライパンの端で鶏がらスープの素を溶かして具と合わせたら卵を戻します。
- ご飯が炊けたら蟹の殻を取り出し、ご飯をフライパンに入れてこしょうを振り手早く混ぜたら完成です♪
ワタリガニの豆板醤炒め

ワタリガニの豆板醤炒めは、ワタリガニを使った中華レシピです。
蟹のうま味とニンニクの風味の相性が抜群の旨辛味の料理で食べるとやみつきになる味です。
ご飯のおかずはもちろん、お酒のおつまみとしてもおすすめです。
献立に加えてみてください。
【材料】
- ワタリガニ:1杯
- 長ネギ:2分の1本
- 生姜:2片
- にんにく:2片
- 水:0ml
- 豆板醤:大さじ2分の1
- 砂糖:大さじ1
- オイスターソース:小さじ1
- 醤油:小さじ1
- ごま油:大さじ2分の1
- 小口切りした細ネギ:適量
- 酒:大さじ2
【作り方】
- 生姜、にんにく、長ネギはみじん切りにする
- ワタリガニの甲羅とふんどし・口を取り、4等分にする。
- ボウルに豆板醤、砂糖、オイスターソース、醤油を入れてよく混ぜる。
- フライパンにごま油と1を入れて、中火にかけて香りが立ったら2の身の部分を入れ、薄く焼き色がつくまで焼く。
- 酒を回しかけ、ふたをしてカニに火が通るまで中火で10分程加熱する。
- 3を回しかけ、ワタリガニを入れて、汁気がなくなるまで炒める。
- お皿に盛り付け、小ネギを散らす。
焦がさないように気をつけながら炒めるのがポイントです。
まとめ
カニ好きやグルメ通の方からも人気があるワタリガニのレシピをご紹介しました。
松葉ガニやズワイガニも美味しいですが、比較的安く手に入るワタリガニならもっと気軽に美味しいカニ料理がつくれますよ♪
ぜひワタリガニの美味しさを手軽に味わってみてくださいね。